リーン・スタートアップを読んだ件
確かJAWS-UG(JapanAmazonWebServices - UserGroup)でどなたかがオススメしてたので、 読んでみました。
- 作者: エリック・リース,伊藤穣一(MITメディアラボ所長),井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 単行本
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この本のメインターゲットは今から会社を興そうとしてる人向けなんだろうけど、 色んな状況に当てはまる、確かに読んどいて損は無い本でした。
まずは小さく作って、検証をし計測分析をし、状況を判断しダメなら方向転換
簡単に言えばこの程度なんやけど、ナカナカできないとこではある。 んで、これは日本人全体(世界中かもしらんけど)にも言える話で、
失敗を総論で片付けちゃう
ところがあるんよね。これはちゃんと失敗を分析できてないんだと思うんよ。 ガンバがJ2に落ちた時も 「(社長を始めとしたフロント陣の)マネジメントの問題」 と、ダーンと斬られちゃって、肝心のサッカーの分析なんか専門家とやらの誰もしないんでやんの。 アホかと。 運動量がどうとか、攻めのスピードがどうとか、守備のタイミングとか語れるとこ山ほどあるやろに。
日本最大の失敗とも言える、太平洋戦争の敗戦でもそう。 軍部がーとかA級戦犯がーとかそんな話ばっか。 転機になったミッドウェイ海戦だってもっと分析されてしかるべきだし(専門家の間ではもう済んでるのかもやけど) 例えば真珠湾に行かずにもっと南部仏印方面に戦力集中させとけば、とか色んなIFをシミュレートしてもイイと思うんよね。 どうしてここまで負けてしまったのか、もっと勝てる方法は無かったのか、少なくとも引き分けくらいで止められなかったか。 もっと分析できるとこあると思うんよね。
まぁ確かに自分の失敗をネチネチ言われるんは腹も立つけどさw
失敗を責めるんじゃなくって、どう改善に活かすかってための議論をもっとしないとね。 個人のボーンヘッドだって、もっとシステム全体で考えていけばそういうのも減らせるかもしれないしね。
スケープゴートはいらんのですよ。必要なのはさらなる向上改善。
この本は何度も読み返さないとな、と思う本でした。